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22年第2四半期オアフ工業系レポート :空室1.38%過去最低

 オアフの工業系の空室は記録的な低レベルで、供給の欠如が成長を妨げています。空室率は1.38%で、記録を取り始めてから過去最低です。正味吸収は24,075平方フィート(2,237平米)にすぎませんが、これは、需要がこれだけしかないからではなく、これ以上、工業系スペースがないからです。第2四半期が終わった時点でリース可能な工業系スペースは63件しかありません。

 「オアフ工業系市場の屋台骨は、4,000平方フィート(372平米)以下の倉庫を探しているテナントです。しかし、2020年第4四半期から2022年第2四半期にかけて、4,000平方フィート以下の貸し出し物件は137から29に、なんと78.8%も減りました。」

 コリアーズによると、工業系スペースの欠如は、多くのビジネスの成長を妨げます。しかし、2024年には、区分所有の工業系物件が完成する予定です。カポレイ・ビジネス・パークのカポレイ・トレード・センター工業系区分所有プロジェクトの93物件が完売したことは、現在西オアフには小規模工業系倉庫の売り物件が足りないことを意味しています。しかし、新しく二件の開発が設計中で、需要を満たすのを助けるでしょう。

 ジェントリー・ビジネス・パークの280,000平方フィート(26,013平米)のコーラル・クリーク・センターは多目的工業系開発で、1,000~12,000平方フィート(93~1,115平米)の80戸の区分所有ユニットがあります。しかし、それより大きなスペースが必要なテナントは、いくつかのユニットをまとめて、100,000平方フィート(9,290平米)近い面積にすることができます。

 また、カポレイ・ビジネス・パークの、アヴァロン・ディベロップメントによる137,000平方フィート(12,728平米)のザ・クロッシングは、1,500~3,200平方フィート(139~297平米)の49戸の区分所有倉庫があります。しかし、ユニットを組み合わせることによって、6万平方フィート(5,574平米)近くにすることができます。

 工業系市場は、家賃も過去最高です。オアフの工業系スペースの家賃は、加重平均で平方フィート当たり月$1.37(平米当たり$14.75)で、過去最高です。加重平均とは、大きな物件の比重が面積に応じて重く計算してあります。例えば、ある市場に6万平米の物件Aと4万平米の物件Bがあるとします。Aの家賃が平米当たり月$10で、Bは$20だとしましょう。単純平均だと($10+$20)÷2=$15ですが、加重平均だと、$10×0.6+$20×0.4=$14です。AとBの面積が6:4であることを計算に入れているのです。

 「Covid-19のパンデミック、その後の不況、そして現在の経済問題にもかかわらず、工業系家賃は2019年末から13.2%上がりました。」

 パンデミックにもかかわらず上がったというのはどうでしょうか。パンデミックのせいで倉庫の需要が増えたのでは?

 コリアーズは19の工業団地を追跡していますが、平方フィート当たりの家賃が$1.37以上の物件が15あります。

 「家賃が過去最高で、小規模物件の空室が80%減り、2024年まで供給がないということになると、需要のあるテナントは早めに探さなければならないということです。」(ウィリアム・フローリック上級副社長)

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2022年第2四半期オアフ工業系レポート:空室率1.38%過去最低、家賃過去最高
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