物件概要
住所はカネオヘ、Kaneohe Townのエリアにある45-217 Kailiwai Pl。希望販売価格は1,795,000ドル。1972年築の物件で、2025年に改装が入っています。居住面積は1,836平方フィート(約170.6平米)、敷地は14,000平方フィート(約1,300.6平米)です。掲載日は2025年9月12日、担当エージェントはMarlene I Lindsey、事務所はMarlene’s Realty, Inc.です。
物件の基本構成と状態
この物件は合法的なデュプレックスで、左右に3ベッドルーム+1.5バスがそれぞれ入ったユニットが並びます。各サイドは別メーターで管理され、配管・電気・バスルーム・キッチン・床などは新規改装済み。すべての家電は未使用で、ストーブや冷蔵庫はまだビニールカバーが付いたままの状態でした。
居住性と間取りの印象
左右は対称で、見た目と間取りはほぼ同じ。各ユニットにフルバスとトイレが備わっており、居住向けにも賃貸向けにも使いやすい構成です。内装は改装直後らしくきれいです。
敷地と外構の特徴
敷地が大変広く、新しいビニールフェンスで囲まれている点が目を引きます。敷地はピックルボールやテニス、ラケットボールができそうなスペースが確保されており、庭の広さは暮らしの余白を十分に与えてくれます。カーポートで両棟がつながっており、各カーポートに2台ずつ停められる構造になっていました。
賃貸性・収益の見込み
ネット家賃予想は1戸あたり月額約4,160ドル。改装前は実際に月額2,600ドル程度で貸せていたという履歴があります。ネット予想は楽観的に見えるため、実際の賃料設定や入居状況を確認したうえで判断するのが現実的です。
分筆と評価に関する注意点
エージェントのコメントにもある通り、本物件は最近分筆が行われたため、税務上の課税評価が追って更新される予定です。MLSに掲載されている額や過去の評価は分筆前の情報を含むことがあるため、評価額や税額を検討する際は最新の課税記録を確認する必要があります。
再開発の可能性についての所見
敷地は十分に広く、理論上は追加で建物を建てられる余地があるように見えます。ただし、分筆のタイミングや既存の許可状況、ゾーニング規制を踏まえると、実際にもう一棟を新築できるかどうかは簡単には言えません。公式の建築許可やカウンティの確認が必須です。
管理体制と現状の備考
売主側の不動産会社が管理も行っており、管理戸数はおよそ160戸程度とのこと。投資目的で検討する場合は改装コストの内訳、実際の運営実績、空室率などの詳細な資料を入手して精査してください。
ロケーション解説:カネオヘの魅力
カネオヘはホノルルから北へ峠を越えたエリアで、ローカル色の強い住宅地です。本物件はその中心部に近く、ショッピングセンターや生活利便施設がすぐ近くにあります。ホノルル中心部からは車で約30分、距離にして約20kmほど。ハワイでは「Windward」と呼ばれる風上側の地域で、貿易風の影響で緑が多く降雨も比較的多いですが、気温はホノルルよりやや涼しいことが多いです。
総評と買い手への提案
改装直後で設備が揃っており、片方に住んで片方を貸す、あるいは両方貸すという運用がしやすいデュプレックスです。広い庭や別メーター、豊富な駐車スペースは魅力的ですが、提示価格は地域の相場や期待家賃を踏まえると多少強気に感じられるかもしれません。投資目的で検討する場合は、最新の課税評価、実際の賃料実績、分筆に伴う書類や許可、ゾーニング上の制約を必ず確認してください。
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