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ホノルルのバケーションレンタルが規制される?

ホノルルのコールドウェル市長が、2018726日、短期賃貸に関する総合的な法改正を提唱しました。ホノルルの不動産投資を考えておられる方、また既に物件を持っておられて、バケーションレンタルをしている、あるいは検討しておられる方は、ぜひお読みください。

規制の背景

短期賃貸とは、一か月未満の賃貸で、観光客が対象です。既に、リゾート地区はそれが許されています。皆さんおなじみのワイキキは、クヒオ通りの海側はリゾート地域でいいのですが、アラワイ運河側は法律で禁止されています。それ以外に、短期賃貸の許可を受けている物件が約800戸ありますが、この許可は1989年以降、発行されていません。しかし、実際には約1万戸の物件が短期で貸されていると推測されています

改正案の内容

これをどうにかするために、市長は、許可を出す代わりに、規制を厳しくする法律を提案したのです。まず、短期賃貸を二つに分けます。

一つは短期バケーション・ユニット(TVUと呼ばれ、だれも住んでいない家(あるいはマンション)を一か月未満貸す場合です。もう一つはB&B(ベッド&ブレックファスト)で、家にオーナーが住んでいて、最高二部屋、4人まで、自分の家の一部を貸すことができます。

TVUに関しては、ゾーニング(建築規制)が住宅であれば許可は出ません。出るのは、アパート、ビジネス、リゾート、多目的地域のみで、全部で4,000戸ほど許可するという構想です。B&Bに関しては、条件さえ満たしていれば、上限は設けません。

どちらもいろいろな要件がありますが、主なものは、ベッドルーム一部屋に駐車場が1台分なければならないという点です。

登録にかかる費用、税金、違反金

次に、固定資産税ですが、通常査定価値千ドルにつき$3.50すが、TVU$12.90B&B$6.45に上がります。

登録費はTVU$1,200B&B$800年間手数料はそれぞれ$500$200です。

もう一つ大切なのが違反した場合で、1回目が$25,0002回目が$50,0003回目が$100,0004回目からは差し押さえになる可能性もあり、無許可で儲けたお金はすべて市が取り上げることができるという、厳しいものです。今までの法律はちゃんと施行されていなかったわけですが、今度は違うという意図が窺えます。

バケーションレンタルをされている方、検討している方はご注意を

もう一度念のために書いておきますが、これは法案で、まだ決まったわけではありません。既に物件を持っていらっしゃる方も、これから買おうという方も、ご参考にしてください。

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