開発業者が欠陥工事で訴えられる
5月20日のハワイのテレビニュースで、ハワイの最高級物件とも言われるワイエア・コンドミニアムの開発業者が所有者組合に欠陥工事で訴えられたということが報道されました。それまで最高とされてきたホクア・コンドミニアムの何十人もの所有者が、ホクアを売ってワイエアを買ったくらいですので、まさに最高級です。欠陥は、何と120以上あると言われ、建築ラッシュによる熟練労働力不足が一つの原因ではないかと言われています。
Luxury Condo Waiea 2300 at Ward Village | 1118 Ala Moana, Honolulu, Hawaii
さまざまな欠陥・・・
欠陥は様々で、窓の音がうるさい、プールやスパの腐食、外壁の風化、駐車場のコンクリートのひび割れなどです。この物件は、2016年に建てられた36階建てで、100万ドルからペントハウスの3600万ドルまでと言うお値段でしたが、もちろん、その評判と市場価値には影響があるでしょう。ビル建築の監督をしたノーディックPCL社は、係争中などでコメントできないとのこと。
新築物件の落とし穴に注意
これは決して珍しいことではありません。カカアコのそのほかのコンドも、配管の腐食などの欠陥で訴えられました。前述したホクアもそうでしたし、コオラニ・コンドの欠陥も話題になりました。組合に訴えられることを恐れて、コンド開発から手を引いている開発業者もあると聞いています。日本人に限らず、アメリカ人でもやはり新築物件を購入したいという思う気持ちは同じだと思いますが、思わぬ落とし穴があるかもしれません。ちょっと落ち着てから、欠陥がないことを確認して買うのもいいかもしれません。