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ハワイのホテルはコロナでどれだけ打撃を受けたか

コロナ禍のハワイのホテル事情〜ハワイ旅行局の報告

ハワイ州旅行局の2020年12月と年累計の報告ができましたので、ご紹介します。分かりやすいように表にまとめました。一部屋当たりの売り上げとは、一晩の総売り上げを部屋の総数で割ったものです。宿泊料金自体はそれほど下がっていませんが、稼働率が低いので、一部屋当たりの売り上げは激減しています。部屋の供給数が6%減っていますが、営業の一時的停止などが理由だと思われます。営業を停止したホテルがなかったとすると、全体の稼働率は24%ではなく、22%になります。

2019年12月 2020年12月 変化
ホテル稼働率 80% 24% -56%
一部屋当たりの売上 $283 $69 -75%
平均宿泊料 $353 $291 -17%
州全体の総売上 $4.726億 $1.079億 -77%
部屋の延べ需要 132万泊 370,800泊 -72%
部屋の延べ供給 160万泊 150万泊 -6%

 

島別にみると、影響が強かったのはオアフ島とカウアイ島でしたので、その2島の統計を挙げておきます。

 

オアフ島の稼働率 24% -59%
カウアイ島の稼働率 13% -59%
カウアイ島の一部屋当たりの売上 $24 -90%
カウアイ島の平均宿泊料 $178 -48%

 

年累計で見ると、最初2-3か月は影響がほとんどありませんでしたので、12月の数値よりは良くなります。部屋の延べ供給だけ12月の数の方が年累計より良いですが、これは、10月半ばにPCR検査で陰性の観光客を受け入れる制度ができ、多くのホテルがとりあえず営業を再開したためと思われます。また、コロナで宿泊客が来なくなったので、その時期に改装工事をしたホテルもあります。

 

2019年 2020年 変化
ホテル稼働率 81% 37% -44%
一部屋当たりの売上 $229 $99 -57%
平均宿泊料 $267 -5.5%
州全体の総売上 $45億 $14億 -69%
部屋の延べ需要 520万泊 -67%
部屋の延べ供給 1410万泊 -28.5%

ハワイ州のホテル1室あたりの売上げは全国1位

大変な数値だと思われるでしょうが、2020年の一部屋当たりの売上と平均宿泊料に関しては、ハワイ州が全国一でした。しかし、稼働率では全国で21番目。地続きでないハワイは、航空便による観光客に厳しく対処しましたので、メインランドのようにドライブして旅行できるわけではありませんから、観光客自体はかなり減ったということです。しかし、宿泊料金をそれほど下げませんでしたので、稼働率が良くなくても、一部屋当たりの売り上げは全国一だったということです。

メインランドのように車で旅行をする人向けの安いモーテルや、宿泊料が中程度のビジネスホテルがないことも、その理由かもしれません。ちなみに、モーテルは、アパートのように駐車場から直接部屋に入れるものが多いので、チェックインとアウト以外は屋内で人と会うことがないので、高級ホテルよりもよく使われたかもしれません。

この大打撃がワイキキの不動産市場に与えた影響については、ブログ「トランプタワーの隣のホテルを日本人投資家が購入」をご覧ください。

コロナに負けないハワイの不動産〜トランプタワーの隣のホテルを日本人投資家が購入〜