今日は、コリアーズ・インターナショナル・ハワイの報告に基づき、Covid-19の感染縮小によって、2022年第1四半期のオアフ島の店舗系不動産市場が回復しつつあることを解説します。
「政府の命令が撤廃され、消費意欲が強まって市場拡張の原動力となり、開店や拡張に興味を持つテナントが増えています。」(エマリア・ピーチ副社長)
報告によると、オアフにおける第1四半期の店舗系市場の吸収は、正味38,786平方フィート(3,603平米)で、空室率はほぼ1年ぶりに7%を切りました。
「過去2年間に賃貸が26万平方フィート(24,000平米)近く減りましたが、過去半年の稼働率の上昇は、オアフの店舗系市場に安定の兆しが見えてきたことを物語っています。この2年間かなりの経済的ダメージを受けた市場にとって、観光の制約がなくなり店舗が再開されたことは、正常らしさを取り戻すために大きな役に立つでしょう。」
州の安全旅行プログラムが3月に終わったことは、ホテル、リゾート、レストランにどのような影響がありましたか。海外旅行の市場はどうですか。
「もっとお金を落としてくれる日本人、中国人、韓国人がいなければ、リゾート地域の小売店の不振は続くでしょう。日本市場は2022年半ばに回復し始めるとみられますが、中国と韓国はオミクロンの増加で回復が遅れるでしょう。」
店舗系市場が回復すると、店舗スペースの需要が増え、家賃も上がります。この報告によると、平均基本賃貸料は、2022年第1四半期には堅実に回復しており、2019年のパンデミック前のレベルを上回りました。
「市場の回復に沿い、パンデミック期間中保守的だった小売店も、今は拡張の機会を窺っているようです。ワイキキの店舗系市場は現在空室率が13.49%ですが、観光客が戻ってきたら、あこがれの的であるカラカウア通り沿いへの関心も再燃するでしょう。」
コリアーズは、年末まで成長が続くと予想しているのでしょうか。
「市場には多くの問題が残っていますが、コリアーズは、店舗系市場は改善し続けると予想しています。現在交渉中のリースも数多くあります。うまく行けば、オアフに新しいエキサイティングな小売店が参入して、店舗系の空室率の下落傾向を支えるでしょう。」
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