数年前、アラモアナショッピングセンターにハワイ最高級のパークレーン・コンドが建ちました。オアフ中のショッピングモールにコンドやマンションが建ったらどうなる?
オンラインショッピングが増え、ショッピングモールは苦境に立たされていましたが、パンデミックでさらに深刻に。コンドを建てるというのは、特に大きなモールで全国的に増えています。これは特に新しいことではありません。
「米国ではもう12年前からデンバーで始まり、広がっています。住宅が増えるだけでなく、店舗も客が増えます。」(不動産専門家、ステファニー・ソフォス)
Department of Planning and Permitting(開発計画建築許可局)
市の開発計画建築許可局は、モールにコンドを建てやすくするために、市の土地利用条例の改訂を提案しています。住宅建築を簡素化しようということです。
「カハラモールにコンドを建てたければ、ビルの建築許可を取ればよいだけになります。」(市議会土地利用建築許可局、カティア・バラシアノ)
現在のところ、カハラモール、アイエアのパールリッジセンター、カネオヘのウィンドワードモールにコンドを建てるという確実な計画はありません。しかし、もしあるとすれば、現在の条例ではまず市議会に要請するところから始めなければなりません。
Zoning(建築規制)
「カハラモールの所有者であるビショップ・エステート、カメハメハ・スクールズは、今許可を得るためには、どうすればいいのですか。」(トミー・ウォーターズ市議会議長)
「まずゾーニングの変更から始めないとだめですね。1階が商業系、その上が居住系のビジネス・ミックス用途へのゾーニング変更を申し込まなければなりません。」(市議会土地利用建築許可局、カティア・バラシアノ)
「エバ平野にはまだ建てる土地が残っていて、仮に3万エーカーの土地を持っていたとしても、インフラがありません。道もなければ下水道もない。」(不動産専門家、ステファニー・ソフォス)
しかし、ショッピングモールなら、居住系コンドを建てるためのインフラは既にあります。
「ディベロッパーはコンドを売ってできたお金でショッピングセンターを改装できるし、ウィンウィンです。」(不動産専門家、ステファニー・ソフォス)
これは確かにいいアイデアです。客が減って倉庫にコンバートしたショッピングセンターもありますが、これはもったいない。ショッピングセンターは便利な場所にありますし、トラックが乗り付けるのには向いていません。また、倉庫にするためにはゾーニングを工業系に変更しなければなりません。市は、商業系のゾーニングの方が固定資産税が高いので、あまり協力的ではありません。しかし、コンドなら、住宅難の解決につながるばかりか、モールもお客さんが増えて、ソフォスさんの言うとおり、まさにウィンウィンです。条例が変更されることを願います。
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