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2022年第2四半期オアフ店舗系不動産:反転して空室増

 ホノルルの店舗系市場は2四半期連続成長しましたが、2022年の第2四半期は反転し、53,508平方フィート(4,971平米)縮小しました。店舗の空室率は、第1四半期は6.86%でしたが、第2四半期は7.17%に上昇です。

 「5~6月はオミクロン感染の拡大をいったん食い止めましたが、そのほかにも店舗市場の回復を脅かす問題が現れました。サプライチェーンと人材不足の問題だけでなく、店舗は、40年ぶりのインフレに直面したのです。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 労働統計局によると、5月のインフレは8.6%、6月は9.1%で、40年ぶりの水準です。パンデミックで主に食料品とエネルギーコストが上昇しただけでなく、ロシアのウクライナ侵攻によってさらに悪化しました。報告によると、ハワイ市街地の消費者物価指数は6.96%増で、ほとんどの商品がかなりの上昇です。ハワイは、ほとんどの製品と食料を空輸と海運に頼っており、燃料費上昇の影響を受けやすいのです。

 報告によると、2021年3月~2022年2月の小売売上高は$252億で、2019~2020年の売り上げを7.5%上回りましたが、インフレが、過去1年の売り上げの上昇を相殺したことになります。サプライチェーンの問題、技能労働者不足、建築許可の遅延などで、事業拡大を図る店舗は、困難に直面しています。また、多くの経済学者は、連邦準備銀行が年末までに金利を3%以上に上げ、クレジットカードによる消費を湿らせると考えています。

 「地平線上には、個人消費の冷え込みと言う雲が湧いています。消費支出の減速は、経済活動の減退に伴う全体的生産高や製造業生産高の低下と時期的に重なるでしょう。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 米国経済研究所の経済学者のアンケートによると、70%の経済学者が2023年に不況が来ると予想しています。この予想に基づいて、コリアーズは、年末には空室率が7.5%になると予想しており、店舗系テナントやオーナーは、保守的な計画を立てるようにと勧めています。

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