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4月はファイナンシャル・リテラシー月間:老後のファイナンシャル・リテラシー

 

米国では、4月がファイナンシャル・リテラシー月間なのですが、今日は、老後のファイナンシャル・リテラシーについて、三つのことをお話したいと思います。

金融取引業規制機構(FINRA)投資教育基金とラッシュ高齢化記憶力プロジェクトの調査によると、1.ファイナンシャル・リテラシーに自信のある人は、脳が健康である人が多いということ。2.自信があり過ぎると、リスクを取る傾向があること。3.認知能力が低いだけでなく、孤独な方は、間違った選択をすることが多いということです。

 

ファイナンシャル・リテラシーとは

ファイナンシャル・リテラシーとは、「生涯、財務的健全性を保つために、財源を効果的に管理する知識とスキル」だそうです。これには、家計、貯金、投資などが含まれます。これに関連して最近問題にされるのが、高齢化に伴う記憶力や認知機能の低下によって、経済的な意思決定にどのような影響があるかという点です。

ファイナンシャル・リテラシーへの自信による決断の違い

調査によると、ファイナンシャル・リテラシーに自信のある人は、脳が健康である人が多いそうです。自信がある人は、アルツハイマー型認知症になるリスクが低く、ファイナンシャル・リテラシー以外の認知力の低下も遅いそうです。その理由は明確ではありませんが、周りの世界に触れることが多く、積極的に新しい情報を取得しようとするからではないかと思われます。

しかし、自信があり過ぎると、リスクを取る傾向があるそうです。ご老人(私もその一人ですが)の資産は、国全体の資産の大きな部分を占めていますが(これは私には当てはまらないかも)、通常、歳をとるとリスク許容度が下がると言われています。しかし、必ずしもそうではないそうで、自分のファイナンシャル・リテラシーを過信している人は、お年寄りでもリスク許容度が高いそうです。私もリスク許容度が高いですが、自分を買いかぶっているのかもしれません。しかし、詐欺に遭う可能性が高いということはないそうです。年を取ってからリスクを取ることは、せっかく蓄えた資産をなくしてしまう可能性がありますので、避けましょう。

孤独であることのリスク

認知度が低いだけでなく、孤独な方は、間違った選択をすることが多いそうです。抑鬱症状、付き合いの広さ、健康状態、収入などの関係を調べると、家族やお友達のいない方が、経済的あるいは医療に関して必ずしも間違った決断をするということはないそうですが、そのような方が年を取って認知力が落ちてくると、問題になるそうです。誰か、相談に乗ってくれる人が必要になるということですね。不動産に関して相談する人が必要な方は、河野社長がぼける前にアーバンレックにご相談ください。

老後の決断の難しさ

年を取ると、経済的な決断も複雑になってきます。老後の生活設計、相続、医療費や慢性病管理など、ご老人は多くの事柄を考慮して財務や医療の決断をしなければなりません。ファイナンシャル・リテラシーはそれらの決断の助けになりますが、年を取ると、それ以外にも意思決定に影響を与える要因がたくさんあるということを理解することが必要です。

「誰もが長生きしたいと思うが、誰も年を取りたいと思わないのは矛盾だ。」(アンディー・ルーニー、テレビ・ライター)