コンバージョン後の完成予想図
ホノルル・ダウンタウンのレミングトン大学が閉校
約1年前、同居している息子から突然電話があり、レミングトン大学の家具がもらえるので運ぶのを手伝ってくれと頼まれました。レミングトン大学とは、日本で言うと専門学校のようなものですが、閉校するのでいらない家具をタダで譲ってくれるというのです。あまり乗り気ではありませんでしたが、いやいや行って見たところ、残っていたのはほとんど机と椅子だけ。こんなものもらってどうするんだというものばかりでしたが、息子の眼にかなったものをいくつか持って帰らされました。
低層ビルをマリオットのACホテルにコンバージョン
レミングトン大学が入っていたビルは、ダウンタウンの中心にあるとは言え、つぶれるような大学が入っていたくらいですし、低層のパットしない古いビルです。この借地に建てられたビルを、LAのコンチネンタル・アセット・マネージメント社が買って、マリオットのACホテルにすると聞いたときには、ちょっと驚きました。ACホテルとは、マリオットのブランドの一つですが、ビジネスホテルとリゾートホテルの中間的なものです。
ビルは6万平方フィート、5575平米で、104室の予定です。ヨーロッパ風朝食のACキッチン、24時間のフィットネスセンター、オープンスペース、ACラウンジ(バー)などのアメニティーができるそうです。工事開始は2022年、オープンは2024年の予定です。
ダウンタウン唯一のホテルは高級ビル
筋向いにダウンタウン唯一のホテルであるアストン・エグゼクティブ・センターがありますが、このビルは、ホテル、コンド、オフィス、店舗の複合高層ビルで、私もコンドの一室の購入を検討したことがありますが、比べ物になりません。みすぼらしい教室が並んでいたあのビルをマリオットにするというのは、すごい創造力だと思います。
左の低層が当該物件。右がエグゼクティブ・センター