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オアフ島店舗系物件の空室率改善:パンデミック以降最低

 コリアーズ・インターナショナル・ハワイの市場レポートによると、2022年第3四半期のオアフ島店舗市場は、229,572平方フィート(21,345平米)が吸収され、空室率は5.86%。パンデミックが始まってから過去最低になりました。これほどの吸収があったのは、ウィンドワードモールの元スポーツ・オーソリティーの空きスペースにターゲットが入ったことと、パール・シティー・ショッピングセンターのフードランドのスペースにHマートが入ったことが主な理由です。

 「この3年間いろいろな問題に直面してきた店舗系市場において、これらのテナントが入ったことは歓迎すべきニュースです。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 2021年5月~2022年4月の小売売上高は、2020~2021年の同時期と比べて26.7%の上昇、パンデミック前の2019~2020年と比べても、14.7%の上昇です。

「 現在の消費は、連邦政府によるばら撒きでパンデミック期間中に貯金が増えたことがその主な原因だと思われますが、小売店は、消費者がだぶついた貯金を使ってくれることによって、恩恵を受けています。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 しかし、世界的なアンケートによると、インフレが家計を蝕むにつれ、44.7%が外食、35.6%が衣料、35.1%が娯楽の出費を減らす予定。旅行、食料品、アクセサリーや化粧品なども、25%以上が減らすと答えています。しかし、良い知らせもあります。

 「ホノルル市街地は、ここ数年の高層住宅建築の恩恵を受けるでしょう。2026年の年末までに、ホノルル中心街かアラモアナセンターにかけて、7,200戸のコンド、アフォーダブル(お手頃)物件、賃貸物件が竣工する予定で、人口が増えるでしょう。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 報告によると、これらの新築住宅が消費を増やし、モノやサービスの需要が増し、商業系スペースが13万平方フィート(12,000平米)近く増えると予想されています。

 「コリアーズは、独立型の店舗開発は減ると予想していますが、これらの高層住宅の開発業者は、小売りが入居者のアメニティーになると考えています。インフレやサプライチェーンの問題があるにもかかわらず、パンデミックの影響が弱まり、消費者の需要が増え続けるにつれ、慎重に拡張を検討しています。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 コリアーズは、ハワイ経済は減退し、店舗の空室率は、来年また上がると予想しています。

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