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オアフの工業系空室率:年末までに1%を切る予想

 コリアーズ・インターナショナル・ハワイの第3四半期の報告によると、オアフ島工業系物件、つまり倉庫や工場などの空室率は、過去最低の1.22%です。年末までに1%を切ると予想されています。

Net Absorption(正味吸収)

 一定期間中にリースされた面積から空室になった面積を引いたものを吸収、あるいは正味吸収と呼びます。吸収が正であると言うことは、リースされた面積の方が空室になった面積より広いことを意味しており、需要が拡大しているということです。

 報告によると、オアフ島の吸収が正になるのは7四半期連続です。今年第3四半期は64,570平方フィート(5,999平米)で、過去7四半期で75万平方フィート(約7万平米)近く稼働スペースが増えたことになります。

 「パンデミックが続いているにもかかわらず、オアフの工業系市場は好調で、倉庫の需要が増えています。2022年第3四半期の空物件は61しかなく、移転や拡大を希望している会社にとって、頭痛のタネになっています。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 オアフの工業系スペースの主な需要は小規模なテナントですが、コリアーズによると、オアフの4,140万平方フィート(384万平米)の総供給の中で、7,500平方フィート(697平米)以下の空物件は40しかありません。

Vacancy Rate(空室率)

 空室率は、さらに下がると予想されます。4万平方フィート(3,716平米)以上の空物件は3件しかなく、その一つ、元ラブズ・ベーカリーの物件が10月の末に売れる予定で、ハヌア通りの大きなブロックを占める物件も現在交渉中です。

 「この二つの物件がリースされたら、2022年の年末には空室率が1%を切るかもしれません。」(コリアーズ・インターナショナル・ハワイ)

 空室率がさらに下がると、来年リースが切れる、あるいは大きな倉庫に移転したいテナントにとって、大問題です。2023年に竣工する新開発物件はありませんので、新しい施設ができるまでは、厳しい現状が続くと言うことです。

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