2018年12月ホノルル・ボード・オブ・リアルター・レポート

オアフの住宅売買減速するも、12月の中央値は安定

2018年末の数か月は売買件数が減り、売りに出ている在庫が増えましたが、12月の住宅価格はとても安定しています。この変化は2018年の第4四半期に始まり、2019年が始まるにあたって、トレンドは、売主にとっても買主にとってもバランスの取れた市場に向かいつつあるように思われます。戸建ても分譲マンションも在庫が増えましたので、資産や収入が十分にある買主にとっては、検討できるオプションが増えるでしょう。現在の抵当金利はまだ相対的に低く、今年は上がると予想されますので、迷っている人は早めに購入を検討したほうがよいかもしれません。」(2018年ホノルル・ボード・オブ・リアルターズ会長、ダリル・マチャ氏)

と言うわけで、去年の年末からのトレンドは続いているようです。金利が上がる確率は高いですが、それによって価格が下がる確率はそれほど高くはありませんので、マチャ氏の言うとおり、迷っている人は今のうちに買った方がいいかもしれません。しかし、これはハワイでお金を借りて購入する方へのアドバイスであって、現金で買われる日本人には当てはまらないでしょう。

 

指標からみるハワイの住宅市場

今回から、今までこのブログに載せていた表よりも、もう少し詳しいデータが載っている表を載せることにしました。
一つ一つご説明します。上が戸建て、下が分譲マンションで、それぞれ同じデータが載っています。

月間指標 2018年12月

1行目はひと月に完了した売買契約です。12月の前年比でみても2017年と18年の累計(12月ですので年間)で見ても、特に戸建ての方が減っています。

2行目は売買価格の中央値で、分譲マンションの前年比以外は上がっています。とは言え、去年の第4四半期は小休止と言う感じです。特に戸建ては、取引件数が減っている割には価格が安定しています。

3行目は、売りに出してから売買契約を交わすまでの日数の平均値です。すべて増えているということは、簡単に言うと売れるまでに時間がかかるようになったということです。在庫が増えてきたのですから当然ですが、まだまだ売主が心配しなければならないほどではありません。

4行目は、新しく売りに出た物件数ですが、増えています。在庫が増えているのは、成約数が減っただけではなく、売りに出る物件も増えているからだということがわかります。金利が上がって売れにくくなるかもしれないので、今のうちに売りたいと思っている人が多いのかもしれません。

5行目は、売買契約はしているが、まだ引き渡しまで行っていない件数、つまりエスクロー中である物件の数です。売買戸数が減っているわけですので、これが減るのは当然です。

6行目は、今のペースで売れていくとすると、在庫がなくなるまでに何か月かかるかと言う期間です。これも当然上がっていますが、どちらかと言うとまだ売り手市場です。

7行目は、現在売りに出ている物件の数で、これも当然増えています。

8行目は売買価格の平均値で、豪邸の多いハワイでは、中央値よりもかなり高くなります。中央値と同じで、12月の前年比以外はかなり上がっています。

最後の9行目は売りに出した金額の何%で売れるかという数値です。どの数値を見ても、かなり高いということにお気づきでしょう。提示価格よりも高く売れることも珍しくはありません。これを見て推測できることは、まだまだ売り手市場で、適正価格で売りに出した物件は、今までと同様、問題なく売れているということだと思われます。

 

売り出す時は最初の値付けがポイント

エージェントも買主も、毎日ネットで検索するのは、新しく売りに出た物件です。良さそうな物件がリーズナブルな価格で売りに出ると、すぐに見に行ってオファーをするというのが、典型的なパターンです。このブログの読者の皆さんの多くは、ハワイの物件購入に興味があって見ておられると思いますが、売るときは、あまり欲を出さないで、すぐに売れそうな価格で売りに出すことをお勧めします。高額の高級物件は当然売れるまでに時間がかかりますが、百万ドル以下で何週間、あるいは何か月も売れ残っている物件は、大胆な値引きでもしない限り、なかなか売れません。